読売ファミリー・読売ライフは読者の生活を応援するお得な情報をお届けします

読売ファミリー・読売ライフは読者の生活を応援する
お得な情報をお届けします
Staff Blog

スタッフブログ

こだわりトースターで「アラジン」を全国区に

読売ライフの山下哲也です。
2024年8月号近畿地域のエリア版に掲載のコーナー「がんばってま~す!」で、魔法のランプのロゴマークで知られる  アラジン  トースター を製造する「千石」(兵庫県加西市)を取材しました。
「千石」という会社のことを知らない方も多いはず。
 アラジン  というブランド名や、こだわりのトースターが人気を集めたことをも知らない方もいるのではないでしょうか。
私自身、 アラジン  のトースターを知ったのは3年前。
長年、使っていた他社製品が壊れたので、新しいトースターを買いに家族で家電量販店へ行った時でした。
店内に様々な商品が並ぶ中、丸みを帯びたレトロ風のデザインに一目ぼれ 🥰 
それが  アラジン  トースター でした。
マットな風合いのグリーンとホワイトの2色があり、どちらにするか迷った挙句、小学生の息子に選択をゆだねると「うちの食器棚は白やから白」と即断。
いまはいい感じにわが家のキッチン棚になじんでいて、朝の忙しい時間にトーストが早く焼けるので重宝しています 😊

「千石」という会社を知ったのはもっと後です。
トースターの使い心地がとても良かったので、それならば、ダメ元で読者プレゼントをしてもらえないだろうかと、量販店で購入したトースターの本体にプリントしてあった販売元にお願いの連絡を入れたのがきっかけで、対応してくれたのが「千石」販売促進企画課 宮田佳歩さん でした。
そして今回の取材に対応してくださったのが、かの宮田さん(写真左)と 同社商品戦略部課長の高橋弘真さん(写真右)でした。

高橋さんは、2015年に同社が発売した アラジン初の調理家電「グラファイト グリル&トースター」内部構造を設計したご本人 です。
トースターの試作品をチューニングするために、毎日6枚切りの食パン🍞 を10斤くらい焼いていたそうです 🤭
「当然、焼くだけじゃなく食べるんですが、もちろん一人で60枚食べてたわけじゃないですよ(笑) 😅 そのトーストがおいしかったので、早くトースターをお客様にお届けして、食べていただいた反応をみてみたいと思っていました。発売した時には、お客様にもおいしいと言っていただけたので、やってきたことは間違ってなかったんだな、と正直ホッとしました」
と当時を振り返ってしみじみ話してくださいました。
髙橋さん、その一人が私 🤩 ですよ。
「モノづくりは得意で、いい商品を作れるという自負はあったのですが、いくらいい商品を作ってもお客様に知っていただかないとモノは売れません」高橋さん
15年のトースター発売時に社内で立ち上げたのが販売促進企画課です。
アラジンカタログやパンフレットなど商品をどういう表現をしたらお客様に伝わるかということを考えるチームで、宮田さんは、
「新しい情報社会の中で流行が早いので、インスタグラムの開設や若い世代にアプローチするためにTikTokを使って発信するなど、アラジンの世界観や機能を生かしたレシピが共有できるコンテンツを強化しています」と商品を認知してもらう取り組みの重要性も話していました。
取材時によく出てきたのが〝アラジンらしさ〟という言葉でした 🤔
〝アラジンらしさ〟についてたずねると、
「丸みのあるフォルムやアラジンで有名だった石油ストーブ『ブルーフレーム』で使われてきた伝統あるアラジングリーンとアイボリーホワイトのレトロな色、左右対称のデザイン、メッキによるシルバー調の装飾、液晶ではない昔ながらの7セグ表示(電卓などに使われる8の字型の表示)」を挙げ、デザインへの強いこだわりを教えてくれました。
18年に立ち上げた「センゴクアラジン」というブランドでは、アウトドアで使える カセットガスコンロ「Kama-do(かまど)」「ヒバリン」などを展開。日本の伝統的な道具であるかまどや火鉢、七輪をネーミングに取り入れているのも面白い。
高橋さん「遊び心を入れた赤や黄色を基調としたポップなカラーリングが特徴です。アラジンはイギリス生まれの伝統あるブランドで、そういった遊び心を入れた商品作りがむずかしかったんです。でも、お客様からは、やっぱりアラジンらしい色も出してほしいという声も多くいただいて悩ましいです」と苦笑い。

Kama-do(かまど)

ヒバリン

昨年は〝トーストに合う理想のコーヒー〟を と、アラジン初の コーヒーブリュワー を発売。

コーヒーブリュワー

「調理家電は増やしていこうと思っています。アラジンらしい、アラジンファンの皆さんが、デザインだけでなく、さすが千石だと思っていただけるような機能で満足してもらえるような商品を作っていきたいと思います」高橋さん
今度どんな調理家電が登場するのか楽しみです 😀

👇 高橋さんが様々な商品を紹介してくれた千石本社を訪れた時の動画はコチラ👇

 

山下 哲也
小学生の男の子がいる読売ファミリー・読売ライフ記者。ガンプラ収集と作るのが楽しみ。子供と一緒に最近のアニメやコミックにはまっている。

一覧に戻る

pagetopへ

©2022 Yomiuri Joho Kaihatsu Osaka Co.,Ltd.