2024年の三月花形歌舞伎は見逃せません!!
- 読売ファミリー
- 2023/12/19取材記者ブログ
読売ファミリーの平林由佳です。
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2023年12月20日号の表紙は、2024年3月に京都・南座の「三月花形歌舞伎」に出演される中村壱太郎さん! 「吉例顔見世興行」で盛り上がる師走の南座でお話を伺いました。
顔見世の出演の合間に取材に応じてくださった壱太郎さん。
私自身、2023年の「三月花形歌舞伎」で壱太郎さんの舞台を初めて拝見して、すっかり歌舞伎の世界に魅了されているので、これはもう感動ものです!💕
昨年12月にあった前回の三月花形歌舞伎取材会でのショット
今回、2024年の三月花形歌舞伎は壱太郎さんに尾上右近さん、中村隼人さんを加えての3人での公演となります
「三月花形歌舞伎」と言えば、次世代の歌舞伎界を担うホープが集う、南座の春の恒例舞台。今回の「三月花形歌舞伎」は、2024年が近松門左衛門の歿後300年にあたるということで、昼夜とも近松作品が上演されます。
2021年以来、壱太郎さん世代の若手4~5人で構成されていましたが、今回は壱太郎さん、尾上右近さん、中村隼人さんの3人! まさに次世代の歌舞伎界を担うプリンスが勢ぞろいです。
「右近くんは自主公演で近松作品を上演して、以前から近松には思い入れを持っていた。隼人くんも、若手でこの役をやるなら彼だろうと誰もが思っていた役に挑戦。どんな公演になるのか楽しみです!」と壱太郎さん。
壱太郎さんは右近さんと、とても仲が良いそうで、毎日のように連絡をとってるんだとか。「公私ともに本当に多くの時間を過ごしているので、そんな自然な空気感がお芝居にも生かせたら」とも。
今回の近松作品は実際にあった事件を舞台化した、いわば江戸時代の“ワイドショー”的なお芝居。これは、歌舞伎初心者も楽しめそうですね!
今回は各プログラムでお芝居の演目を入れ替えるそうです。これは壱太郎さんが「三月花形歌舞伎」に出演され始めた2021年以来、初めてのことなんだとか。それまでは同一演目を、昼夜での配役を替えて「Aプロ」「Bプロ」と呼んでいましたが、今回は「松プロ」「桜プロ」と呼んでいます。「松プロ」は近松の「松」の字に、「桜プロ」は近松の辞世の句、「それ辞世 さる程さても その後に 残る桜の 花し匂はば」にそれぞれ、ちなんでいるそうですよ。
「花形はいろいろテーマをもたせるのが恒例なので、今回はこんな呼び名を考えました」と壱太郎さん。壱太郎さんはアイデアマンだそうで、今までも公演を彩るいろんなアイデアを出されてきたそうですよ。
「三月花形歌舞伎」 プログラムはこちら↓
「それぞれの演目を一言で言表すと?」という質問に、「河庄は愛、女殺油地獄は情、将門は艶かな」と壱太郎さん。その後、「これからの打ち出しはこれで行きましょう!」と劇場の方と話されていたので、今後もこのワードを目にすることがあるかも!と、ちょっと嬉しくなりました😍
「松プロ」「桜プロ」、どっちも観なきゃ!💕 もう、春が待ちきれません!!💕💕
平林 由佳
中学生の男の子と小学生の女の子がいる読売ファミリー記者。料理は作るのも食べるのも好き。温泉や旅行も好き。