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取材記者の旬のトピック

美術ファン憧れの「大塚国際美術館」

読売ライフの山下哲也です。
やってきました 芸術の秋 !! 😊
そこで、ライフ11月号で紹介させていただいているのが、
一度は行ってみたいと全国の美術ファン憧れの「大塚国際美術館」です。

私が訪れたのは6年ぶり3回目です。
新たに作品が追加されていたり、鑑賞ルートの装飾が変わったりしていて、新たな発見があり、何度でも訪れたくなる魅力があります

「作品数が1000点もあり、鑑賞する時間はいくらあっても足りないのでは?」と学芸員の長谷川千紘さんに水をむけると、
「フロアマップのモデルコースに有名な作品がどこにあるか記していますので、ぜひ参考にしてお回りください」と教えてくれました。
それでも見どころがたくさんあり、主要な作品だけで優に1時間半もかかりました。

そこで、誌面で書ききれなかった見どころをご紹介します。
まずは下の写真を御覧ください。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐(ばんさん)」の修復前後が比較鑑賞できる展示室 です。作品は、幅が約9㍍、高さが約4㍍あり、こんなに大きかったのか と驚きました。実際の大きさを体感ができるのも大塚国際美術館の魅力のひとつです。
左が修復前で、右が修復後 です。修復前には見えていなかったテーブルの下の部分が修復後は足が描かれていて、食卓に並ぶ料理も鮮明になるなど、まるで「違い探し」のように何度も見比べる楽しさ がありました。
続いて、同じくレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」

ここでは、間近に見ることができて、写真撮影もOK! スマホでとった写真を帰宅後、小学5年生の息子に「この絵知ってるか?」とたずねると「知ってるよ!モナ・リザやろ」と。
子供でも見たことがある有名な作品がたくさんあるので、子供連れでも会話が弾みますよ。😄😄😄

フェルメールギャラリー には、有名な「真珠の耳飾りの少女」をはじめ、10点が展示されています。
今年追加された
「ヴァージナルの前に座る女」は、「ヴァージナルの前に立つ女」の隣に展示されていました。並んで追加されているのを見て、この二つが対の作品だったのだと、あらためて知りました。




屋外展示されているのが、
モネの「大睡蓮(すいれん)」。美術館に来て、屋外で絵画を見るというのは、なかなかない体験 です。
光や水分で劣化しない陶板の特性を存分に生かした大塚国際美術館ならではの展示方法の一つ 。なぜ屋外展示なのかというと、「自然光の下で見てほしい」というモネの願いをかなえているのだそうです
日差しが強いと表面が光って、水面がキラキラしているように見えたり、陰がかかると花の色がはっきり見えたり……もしかしたら、モネが作品を描いている時間を共有できる場所なのかも なんて思ってしまいます。




ゴッホの花瓶の「ヒマワリ」7点が揃う 展示室も人気のコーナーです。写真は、戦禍で原画が焼失した 通称「芦屋のヒマワリ」。原画がこの世にない作品も再現されて鑑賞できるというのも、デジタルカメラの登場や、陶板の再現技術が進歩しているから だと、学芸員の長谷川千紘さんが教えてくれました。

今回の取材で案内してくれた長谷川さん。推しは
クリムトの「接吻」(写真)で「色づかいと幾何学的な模様にひかれました」と作品の魅力を語ります。

海外旅行では「お目当ての作品を現地で見ようと美術館を訪れたら、原画は日本の展覧会に貸し出し中だった」ということがあったそう。「大塚国際美術館なら全てが常設展示なので、そんなことはありません。日本にいながら世界の美術館めぐりができます」と自身のエピソードを交えながら同館の魅力をアピール!

今回は、時間の都合で全部の作品を鑑賞できなかったのですが、プライベートで家族と一緒に訪れたいと思いました。
みなさんも、世界の名画と出合える大塚国際美術館へ出かけてはいかがでしょう

まだまだ、見どころいっぱいの大塚国際美術館の動画はコチラ↓

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