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トップ就任、打診があったのはいつ?
ドラマ「ブギウギ」の知られざる収録秘話とは?

スペースの都合で紙面に書けなかった！
OSK日本歌劇団・トップスター
翼和希さん
〝スピンオフ〟インタビュー！

いつも記者ブログをご覧いただきありがとうございます。
記者の大西秀雅です。

読売ファミリー2025年3月26日号の巻頭インタビューは、昨年9月にOSK日本歌劇団のトップスターに就任された 翼和希さん です。
6月に劇団のホームグラウンド、大阪松竹座で上演される 翼さん のトップスターお披露目公演「レビュー 春のおどり」のスチール撮影の現場におじゃまして、ご本人を直撃しました。

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目にも鮮やかなオレンジのコスチュームで登場した 翼さん 。
取材では丁寧に受け答えをしてくださいました。
当ブログでは紙面では紹介できなった、〝脱線取材〟の内容をお届けします。

記者：ご自身の性格を自己分析してください
⎯⎯ 私の長所は意志が強いこと。短所は頑固なところです
（記者：エッ、一緒ですやん?）

座右の銘は「出来るまでやれば出来る」

⎯⎯ どんな状況でもいつも食欲旺盛で、どこでも眠れます。例え、どんなことが起きても『食べて寝れば』復活できます!  これが取柄です。ストレスでご飯が食べられないとか、なにかで眠れないとかは全くないんです。アッ、だからって、私、悩みがないわけじゃないんですよぉ～（笑）
さすが大物!　トップスターたるや、これぐらいでないと、ですね

記者：トップ就任をはじめ聞いたのはいつでしたか?
⎯⎯ 初めて聞いたのが何月何日だったのか、正直、あんまり覚えていないんですよ。私のイメージだと別室に呼ばれて「ハイ」みたいな感じだと思っていたんですが、この日に言われたということは特になくて、劇団創立100周年の2022年が過ぎたあたりに『次だよ』みたいなことをふぁ～っと、うかがった感じなんですよね。そして、就任発表の2024年9月2日の数か月前に『いよいよだよ』って聞きました
へぇ～、そんな感じなんやぁ

記者：ドラマ『ブギウギ』に出演されて、得たものはなんですか?
⎯⎯ 毎日が勉強で、たくさんの収穫がありました。同じ演技でもテレビドラマと舞台とでは全く違います。舞台では客席全体に伝わらないといけないので大きな動きが求められます。ドラマの収録はカメラが近寄ってくれますので、繊細な動きが伝わります。ドラマで得た演技を逆の発想で『舞台の時はこうしたらいいんだ』ってステージにフィードバックできましたね

⎯⎯ 下級生を指導する場面では私は大声で叱るシーンが多く、普段は声を荒らげることなんてありませんから、撮影後はいつも声がガラガラになってました

⎯⎯ 撮影現場は待ち時間が結構あるので、主演の趣里さんや、蒼井優さん、伊原六花ちゃん、清水くるみさん、片山友希さんらと待合室でキャッキャ、キャッキャ、おしゃべりしていました。そんな時間があったからこそ、何年も一緒に苦楽を共にしてきたような団結心が短期間で生まれたと思います

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舞台のフィナーレで、全員が登場し 劇団のテーマソング「桜咲く国」を合唱しながら交互に開閉するトレードマークのピンクのパラソル。
公式グッズのミニチュアパラソルをお持ちすると……。

⎯⎯ あー、買ってくださったんですかぁ。レビューのラストは『桜咲く国』。昭和5年から続いているOSKの伝統です。舞台で悲しい場面があったとしても、最後は出演者全員がニコニコしながら桜パラソルを回して歌うので、お客様のご帰宅の足取りも軽やかになると思います。私は4月生まれなので、桜が大好き。ファンの皆様もこのミニパラソルを売店で買ってくださって、客席で開いたり、閉じたりと一緒に振り付けをしてくださり、舞台とお客様とが一体になれるシーンです

⎯⎯ 実はパラソルの開閉、公演ごとに立ち位置が変わるので、毎回タイミングが変わるんですよ。中心から花が咲いていくような大人数での演出は大勢が出演する大阪松竹座の「春のおどり」や新橋演舞場の「夏のおどり」などでご覧いただけます。ぜひ、6月は大阪松竹座公演に足をお運びいただいて、フィナーレでミニパラソルを手に私たちと一緒に「桜咲く国」を歌いましょうね