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伝えたい “食の知識” Vol.4「春の新生活とお弁当作り」

 

「春の新生活とお弁当作り」

春は入学、入社、クラス替えなど、新しい生活がスタートする季節です。そんな中で、お弁当は日々の生活を支える大切な存在です。最近は彩り豊かで写真映えする「映え弁当」が人気ですが、煮物や揚げ物とごはんなどのいわゆる「茶色い弁当」にも良さがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを知り、自分に合ったお弁当作りを楽しみましょう。

まず、「映え弁当」のメリットとしては、何といっても開けた時に目に飛び込んでくる華やかな見た目が食欲を刺激することです。また、カラフルな見た目を出すために多様な食材を使うので、栄養バランスが整いやすいのも特徴です。ただ、多様なおかずの準備には手間がかかり、忙しい朝には負担になることや、食材のコストが上がる心配もあります。

一方、「茶色い弁当」は、シンプルがゆえに作りやすいというメリットがあります。味がしっかりしている煮物や揚げ物はご飯によく合い、食べ応えがあります。ただ、彩りが少ないため見た目が単調で地味に見えます。さらに、揚げ物や肉類が中心になるため野菜が不足しがちとなり、栄養バランスが偏る可能性もあります。

彩りを簡単に整えるコツとしては、赤、緑、黄色などの食材を加えることです。ミニトマト(赤)やゆでたブロッコリー(緑)など、素材そのままでも良いですが、ニンジンやピーマンのきんぴら(赤・緑)、卵焼き(黄)を添えるだけで見た目は全然違ってきます。さらに、おかずの仕切りにレタスや大葉などを使うと、彩りのアップに加えてごみも出ないので一石二鳥です。

毎日お弁当を作るのは大変なので、時間のある時におかずの作り置きをして活用する、カット済み野菜を利用する、冷凍食品を使うこともおすすめです。前日の夕食の残りや、レンジやフライパン1つで調理できるレシピの活用も良いでしょう。

大切なのは、無理をせず、おいしく楽しく作れることです。自分に合った続けやすい工夫を取り入れて、春の新生活を充実させていきましょう!

おすすめの1品

「たまちくちーず

卵焼きの黄色は、お弁当を華やかに彩ります。お弁当の定番である卵焼きを少しアレンジした「たまちくちーず」は、ちくわの穴にチーズと青ネギを詰めたものを卵で巻いたシンプルながらも食べ応えのある1品です。切ったときの断面が美しく、チーズと一緒に詰めたネギの緑色が見た目にも味としてもアクセントとなります。

シンプルな材料で手軽に作れるだけでなく、冷めても美味しいので、お弁当のおかずとして最適です。

【材料】
卵………………………………………2個
ちくわ…………………………………1本
サラダ油(焼き用)……………… 適宜

A
砂糖……………………………………小さじ1
塩………………………………………少々
牛乳……………………………………小さじ1

B
プロセスチーズ(5㎜角に切る)…適量      
青ネギ(小口切り)…………………適量

【作り方】
1.卵にAを加えてよく溶いておく。
2.ちくわにBを交互に詰める(ぎゅうぎゅう詰めたほうが出来上がりがきれいです)。
3.卵焼き器にサラダ油をひき、2 のちくわを芯に巻きながら卵焼きを作る。

 *青ネギをミックスベジタブル(レンジで加熱解凍したもの)などにすると、より彩りをプラスできます。

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