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伝えたい “食の知識” Vol.3「スイーツを食べるタイミング」

 

「スイーツを食べるタイミング」

ダイエット中でも、スイーツを完全に我慢する必要はありません。我慢しすぎるとストレスがたまり、逆に暴食につながることもあります。大切なのは「食べる内容」「食べるタイミング」、そして「食べ方」を考えることです。

ダイエット中でも楽しめるスイーツとしては、低カロリーで、高たんぱく質、食物繊維が豊富なものが理想的です。1日の間食の目安は200kcal(例:バナナ約1.5本)程度とされていますが、基本的には低脂質、低糖質のものを選びましょう。また、たんぱく質を多く含むスイーツはダイエット中の筋肉の減少を防ぐことで基礎代謝の維持に役立ちます。さらに、食物繊維が豊富なスイーツは消化に時間がかかるため腹持ちが良いうえ、腸内環境を整える働きもあり、便秘の予防や改善につながります。

食べるタイミングとしては昼食後がおすすめです。食事と一緒に摂ることで血糖値の急な上昇を抑え、脂肪として蓄積されにくくなります。また、運動前に食べればエネルギーとして消費しやすく、運動後なら疲労回復を助ける役割を果たします。一方で、夜遅くは代謝が落ちるため脂肪になりやすいので、できるだけ控えたほうがよいでしょう。

食べ方としては、よくかんでゆっくり味わいながら食べることが重要です。かむことで満腹中枢が刺激されるため食べすぎを防ぐことができます。かみ応えのあるナッツ類やドライフルーツなどは自然とかむ回数が増えるためおすすめです。また、好みのお茶などと一緒に食べることで精神的な満足感が高まり、食べすぎを防ぐ効果も期待できます。

おすすめの1品

「あんきなこ芋

「あんきなこ芋」は、ホクホクとしたサツマイモに、やさしい甘さのあんこと香ばしいきな粉で和えたシンプルな和スイーツです。

サツマイモとあんこに含まれる小豆、きな粉には食物繊維が豊富に含まれており、食後の満足感が持続しやすいうえ、腸内環境を整えることができます。さらに、きな粉には大豆由来のイソフラボンが含まれており、美容や健康をサポートする効果も期待できます。これらの食材を組み合わせることで、満足感がありながらもヘルシーな一品となっています。罪悪感なく楽しめるので、小腹が空いた時や、ダイエット中の間食としてぜひ取り入れてみてください。

【材料】 2人分(約158kcal/人)
さつまいも………………………150g(小1本)
パック入りぜんざい(市販)…30g(約1/5袋)
きな粉……………………………大さじ1

【作り方】
1.さつまいもはよく洗い、大きめの乱切りにしてから、水にさらす。
2.1 の水気をきり、蒸す(約20分)。
3.ぜんざいときな粉で和える。
4.器に盛り付けて、きな粉(分量外)をまぶす。

【補足】
2 の工程は、電子レンジ調理よりも「蒸す」調理がおすすめです。サツマイモの甘さは、サツマイモに含まれている“β-アミラーゼ”という酵素によって作られます。この酵素は60~70℃の温度で働き、デンプンを麦芽糖に変えて甘味を作るため、じっくり温度を上げる「蒸し」調理の方が甘味が強くなります。

自宅に蒸し器がない場合でも、鍋と耐熱容器(写真)で代用できますのでぜひやってみて下さい。

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