プロサーフィンの最高峰「World Surf League(ワールド・サーフ・リーグ)」チャンピオンシップツアー で世界の海を転戦するトップアスリートです。
取材はカノアさんが帰国したタイミング。
千葉県の一宮海岸で「SHISEIDO BLUE PROJECT 五十嵐カノア キッズサーフィンアカデミー」が開かれた10月20日でした。
同プロジェクトは、カノアさんが2019年から資生堂と推進している海洋保全活動 で、世界各地で行われています。
今回は子供たちと一緒にサーフィンを楽しんで、ビーチクリーンが行われる予定でしたが、残念ながら強風でサーフィンは中止に。
ビーチクリーンは、砂がバチバチと体に飛んでくるほどの強風だったのですが、
カノアさんは子供たちと一緒にペットボトルなど砂浜のゴミを拾いながら、会話を楽しんでいました。
「子供たちと一緒にビーチクリーンをすることは、1時間、2時間やっていても、10分、20分ぐらいの時間の感覚で本当に楽しい」と語っていました。
ビーチクリーンを終えた後も子供たちと話をしたり、ファンと記念撮影をしたり、常に人に囲まれていて大人気❗️😊
ビーチクリーンの後は「せっかく来てくれた子供たちのためにサーフィンの楽しさや海を守ることの大切さを伝えたい」というカノアさんの思いから、中止になったサーフィンの代わりに近くのゲストハウスに移動して、サーフィン講座が行われました。
講座では、自身が毎日やっているストレッチを紹介して、子供たちと一緒にしたり、サーフィンの技について質問されるとアドバイスをしたり、逆に子供たちに目標を問いかけたり。
ビーチクリーンの時はサングラスをかけていたので、分からなかったのですが、カノアさんが子供たちに向けるまなざしや表情がとても優しいことが印象的でした😊
インタビューの時に、カノアさんから何度も出てきたのが「ルーティン」という言葉でした。
「自身ではルーティンをすごく大切にしています。コントロールできないことに集中しちゃうと時間もエネルギーももったいない。なるべく自分でコントロールできることに集中して、自分のルーティンを作って、自分でできることをやるっていう考え方です」とカノアさん。
自身が毎日しているストレッチを子供たちと一緒にした時も、ストレッチは朝起きた時やサーフィンをする前などに必ず行うルーティンのひとつだということを話しながら「ルーティンを作って、毎日目標のことを考えて続けていけば、目標に近づいていけるよ」と話していました。
スキンケアについてたずねた時には、「プロアスリートはルーティンが大切なので、スキンケアも同じで、考えなくても自然にいつもやっています」と。
ちなみに使っているスキンケア用品は、すべて資生堂製だそう。
「朝起きたらフェイスウォッシュ、海に入る時はクリアスティック、海から上がったらフェイスウォッシュを使ってフェイスクレンザー、そこからアルティミューンのクリーム、コンセントレート、寝る前はフューチャーソリューションっていうナイトクリームを塗ってから寝ます」と使っているものまでスラスラ。
すごい👏 徹底している❗️
カノアさんは、勉強熱心 なことでも知られます。
小中学校は飛び級で卒業。現在もハーバードビジネススクールで経営について学ぶ勉強家。
5か国語(英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語)を話せます😊
「5か国語話せるようになったのは、学校で勉強したというよりも、自然に世界を回っていて習ったという感じです。絶対にスペイン語をしゃべらないととか、ポルトガル語をしゃべらないと、と思ったことは一度もなくて、聞いて覚えて、話せるようになりました」
得意なのは英語、ポルトガル語、スペイン語で、「日本語とフランス語が一番難しい」と苦笑い😁
インタビューの最後に「プロサーファーになっていなかったら?」と問いかけてみたら、
「自分で会社を作って仕事をしていたと思います。自分のアイデアをどうやって世界に認めてもらえるか。自分のアイデアをサポートしてもらって、資金を集めて、商品を販売する。そんなことが好きなので」と。
トップアスリートだからこその聡明さと、人として優しさにもあふれた 五十嵐カノアさん でした。