山本ゆりさん連載コラムseason1の第一回目『片付けの悩み』
- 読売ファミリー
- 2020/05/26料理&コラム
『山本ゆり』さん(料理コラムニスト)のコラム 3か月連続 1回目
片付けの悩み
部屋が汚い・・・・。
この長い春休み、
言うてる間に夏休みになりそうだが、
子どもが家にいると片付けても片付けても終わりがない。
ぬいぐるみ、
ビーズ、
おままごとセット、
シールブック、
文房具などが常に散乱。
掃除機をかけると毎回バフォッ!!
と吸ってはいけないものを取り込む感覚がある。
1日何回「片付けなさい」という言葉を発しているだろう。
「今床に落ちてるオモチャ全部捨てるで」
「嫌や~」はもうフォーマット。
(子どもも本気で捨てられるなんて思ってないし、私ももったいなくてできるわけがない)
「定位置に戻す」
「一つ出したら一つしまう」…… 。
これさえ守れば部屋が散らかるはずがないわけだが、
この単純な行為が難しい。
私も全然できない。
正直 子どもに何も言う資格がないのだ。
人が集まるリビング、
台所だけはかろうじてキレイにするが、
それ以外の部屋はもうひどい。
「最近引っ越してきはったんですか?」
と聞かれそうなぐらい至る所に段ボールが詰まれ、
脱いだ服やコートが散乱、
机の上には読みかけの雑誌や本が数か月分積まれている。
スッキリ暮らしたい願望は強いので、
数か月に1回一念発起して片付け、
「もう絶対にこの状態をキープする!」と誓うも、
数日たてば元通り。
幼いころから変わらない。
もうそういうものなのだろうか。
人間の脳はある一定期間しか片付けられないようにできているのだろうか。
いつも詰めが甘いのだ。
名刺を部屋にまでは持っていくけれど、
机に置きっぱなし。
本を本棚にしまわずに上に積む。
買ってきたものはとりあえず台所の作業台にポン。
洗い物のあと、流し台にお玉やしゃもじ・・・
何か1つを必ず残してしまう。
あと1歩、
完全にきっちり終わらせるまでのあと1歩の手間を惜しむかどうかが、
スッキリした暮らしの分かれ道なのだろう。
最後に、実際の今の部屋です。
ソファー
ホラもうなんかおる。
食器棚
一見片付いてるが
回転寿司チェーン店「スシロー」のスタンプカード。彼らに定位置は存在しないため、次にお店にいく日までその辺に放置されている(ほんで9割の確率でスシロー行くときに持っていき忘れる)。
飾り棚
なにこの小銭。神様でも祀ってるんかい。
レンジ周り
ワヤクチャ。
極めつけは窓際。
なんかおるー
なんかおるー(夫の仕業です)
山本ゆりさんの最新レシピを紹介よみファ クッキング
山本ゆり プロフィール
料理コラムニスト。大阪生まれ&在住。著書「syunkonカフェごはん」シリーズ(宝島社刊)累計約630万部。最新刊「syunkonカフェごはん7 この材料とこの手間で「うそやん」というほどおいしいレシピ」ほか、「syunkonカフェ どこにでもある素材でだれでもできるレシピを一冊にまとめた「作る気になる」本」(扶桑社刊)など。
Twitter:syunkon0507
instagram:yamamoto0507
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