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鳥取 ✽ おじゃましまーす! 創業70周年 ユニークな商品次々 ✽ 小倉水産食品(境港市)

【 鳥取県版 】おじゃましまーす!

  創業70周年 ユニークな商品次々

小倉水産食品(境港市)

小倉水産食品社屋(写真提供/小倉水産食品)

水産加工商品を製造・販売する「小倉水産食品」は、小倉雅司社長の斬新な発想に社員も呼応してオリジナル商品を次々と開発。
中でも「炙(あぶ)り鯖(さば)ジャーキー」は近年人気に火が付き、大手コンビニや量販店で扱われる大ヒット商品になった。
毎月1回のランチ会「社員食堂」で社内の絆を深め、さらなる飛躍を目指している。

 ◆開発目標は11
1955年創業、煮干し製造業からスタートした同社は、境漁港で水揚げされる魚介を主原料に様々な加工品を生み出してきた。95年に3代目社長となった小倉雅司さん(68)は「商品開発は11品を目標に、絶えず考えています。でも、ヒット商品は100回に12回あればいい方かな」という。ただ、その熱意は継続しており、チリメンジャコを使った無添加のコロッケ「じゃころっけ」は地元の学校給食に採用されたほか、2002年にはプロ野球・阪神タイガースの応援用として黄色のパン粉にイカ墨でしま模様を付けた「イケイケ虎・とらコロッケ」を販売するなど、ユニークな商品を次々と生み出してきた。

社長の小倉雅司さん(左)と専務の大造さん

人気の「炙り鯖ジャーキー」は約3年前に開発。同社が長年培ってきた青魚の処理技術に社長の持つ豊富なレシピを応用して作り出した逸品で、現在は毎月約5tを製造する同社の主力商品に育った。甘辛い味付けとほどよいサバのかみ応えは絶妙で、大人から子供まで食べられるため、量販店やコンビニ、通販サイトなどで人気を集めている。ほかにも、レバ刺し風に食べられる冷凍した「生食用ホタルイカ」も好評で、全国チェーンの回転寿司店や居酒屋で採用されている。

炙り鯖ジャーキー(写真提供/小倉水産食品)

◆〝同じ釜の飯〟で深まる絆
これらのヒット商品を生み出す要因の一つが社員の結束力の強さ。25人の社員のうち7人のベトナム人実習生を含め18人が工場で製造を、残る人が営業などを担当しており、社員のコミュニケーションを深めようと、社長の発案で3年前から「社員食堂」がスタート。地元産の鶏肉やカニなどを使ったランチメニューは好評で〝同じ釜の飯〟を食べることによって絆が深まっている。ベトナム人実習生のディン・ティ・フエンさん(29)は「社員食堂はいつもおいしいです。社員の方も優しく、仕事も丁寧に教えてもらえて楽しいです」と笑顔を見せる。

2025年は創業70周年を迎える節目の年だけに、専務の小倉大造さん(39)は「SNSの時代でもあり、トレンドに目を光らせながらお客様のニーズに応えられる遊び心のある商品を開発していきたい」と意欲を見せる。(エリアライター/安井徹仁)

社員食堂の様子

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