自然と科学の大型公園 ✽ あすたむらんど徳島/板野町
- 読売ライフ
- 2025/01/18中四国情報
【 徳島県版 】話題のスポット
自然と科学の大型公園
あすたむらんど徳島(板野町)
広大な「あすたむらんど徳島」
木立の中から子供たちの元気な声が響く。
「あすたむらんど徳島」は、プラネタリウムのある「子ども科学館」を中核施設とした自然の中で科学にふれられる県立の大型公園。
2001年7月の開園以来、約1030万人が訪れた四国の人気スポットだ。
◆ 子供も大人も楽しめる体験型展示場
吉野川を見渡す丘陵地にあり、敷地面積は24万3565㎡。甲子園球場の6個分を超える広さを誇る。科学館やプラネタリウムなどは有料(小学生未満は無料。体験は除く)だが、入園料と駐車料金が無料で、気軽に楽しめると家族連れを始め、幅広い年代が多く訪れる。
森に囲まれた園内は、六つのエリアに分けられている。メインゲートを入り、インフォメーションセンターやレストランなどがある「ウェルカムゾーン」から、芝生が広がる「探検の国ゾーン」と大型遊具のある「冒険の国ゾーン」に面した通りを進んで行くと「子ども科学館ゾーン」。直径20mのドームに約3万8000個の星が映し出されるプラネタリウムや遊びながら科学が学べる体験型常設展示場は、子供だけでなく大人も楽しめて特に人気が高い。「風車の丘ゾーン」は吉野川や園内を見渡せる眺望スポット。「吉野川めぐりゾーン」には小舟に乗って吉野川をイメージした川を移動するウォーターライドがある。企画事業部の豊成哲也さんは「徳島県内はもちろん、高松や神戸方面からお越しになる方も多いようです」と話す。
◆ 広い芝生でたこ揚げも
子供たちに大人気なのは30種の遊具が複合した「わんぱく砦(とりで)」。高さ12m、6階層の巨大遊具だ。ローラーすべり台やS字と直線のチューブの中を滑るチューブすべり台、つり橋など様々な仕掛けもあり、探検しながら最上階まで登ると公園全体が見渡せる。まるでゲームの中から現れたような砦に子供たちは夢中で奮闘する。
人気のアミューズメント「わんぱく砦」
1月からは新春特別企画がスタート。1月1日は6時30分に開園し、「風車の丘」の頂上から初日の出が拝め、先着777人には開運グッズなどが当たる抽選も。11~13日は子ども科学館前の広場に雪山が出現。ソリ遊びや雪だるま作りなどの雪遊びが体験できる。手作り工房ではたこ作りができ、広い芝生広場で存分にたこ揚げが楽しめる。豊成さんは「芝生広場は周りに障害物がなく、適度に風があるので気持ち良く揚がります。家から持ってくる人もいて、多くの家族連れがたこを揚げる光景は、園の冬の風物詩です」とほほ笑む。(エリアライター/黒田仁朗)
雪遊びを体験
1月は手づくり工房でたこ作りが楽しめる(参加費150円)
徳島県板野町那東字キビガ谷45-22
☎ 088ー672ー7111
【アクセス】車で板野ICから約10分、高松市内から約50分
【開園時間】9時30分〜17時(12月は21時まで)
【休 園 日】水曜(1月1日は開園)
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