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【 島根県版 】頑張ってま〜す!(松江市)

  気持ち込めた笑顔で舞い上がれ!

チアリーディングクラブ「SPARKLES(スパークルズ)」/松江市

笑顔でチアの練習をするSPARKLESのメンバー

小学1年から高校生まで、総勢60人余りからなる松江市のチアリーディングクラブ「SPARKLES」。同市を始め県内各地のイベントやお祭り、スポーツ大会などで華やかなパフォーマンスを披露、会場を盛り上げている。

◆ 信頼できる仲間と大技を
代表の梶原由利子さんは「チアは『応援する』『元気にする』という意味です。自分が誰かの役に立てる。そういう気持ちを大切にしたいと思っています」と語る。大学時代はチアリーディング部に所属、2005年10月に娘が通う幼稚園のママ友の勧めでSPARKLESの前身となるチアダンス教室を立ち上げた。当初は、小学校低学年のみだったが、子供たちの成長に伴い、中学生や高校生もメンバーに。高校卒業後もサブコーチとして残り、指導するメンバーもいる。

代表の梶原さん

チームは学年別に4クラスに編成、それぞれ週1回程度、市内の公民館などを借りて練習する。チアの華でもある複数で一人を空中に跳ばす「バスケットトス」、肩の上に人を乗せる「ピラミッド」などは中学生の頃から始める。サブコーチの一人、池田安寿さんは小学1年生からチアを始め、現在は大学2年生。「アクロバチックな技の練習では必ず大人を周りにつけます。つい自分たちだけでもやりたくなりますが、絶対にダメと言われてきました」と自身の経験も交じえて話す。

大技の一つ「バスケットトス」(写真提供/SPARKLES)

大技を行うには、「子供同士、指導者と子供、保護者と指導者のいずれも、コミュニケーションがきちんと取れている必要があります。ふだんから本音で話し、相手を敬い、しっかり認めることで自分も認められる。そうした関係の中で、よいパフォーマンスも生まれます」と梶原さん。大技では、空中に跳んで演技する子に注目が集まりやすいが、「土台となる子たちの技術があって初めて、上の子はいいパフォーマンスができます。上の子には『上げてくれる子の分まで笑顔でやりなさい』と伝えています」と、技術とともに欠かせない心構えを話す。

子供たちを指導するサブコーチの池田さん(右)

◆ お披露目の予定 次々と
10月は5日に社会福祉法人みずうみの「いきいき祭り」、6日に市立川津小学校の「ファミリーフェスタ」、27日に同市の八束公民館文化祭と同市内でパフォーマンスを披露する。さらに11月には安来市総合文化ホール「アルテピア」で年に1度の発表会も控えている。

梶原さんは「チアを通して思いやりの心を育み、地域に貢献することを目指して頑張っています。パフォーマンスを見てくださる皆様に、笑顔をお届けできたらうれしいです」と優しい表情でメンバーを見守っていた。(エリアライター/今井順

第100回全国高校野球選手権島根大会(2018年)の開会式で披露したパフォーマンス(写真提供/SPARKLES)

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