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再訪 西国三十三所 第一番札所「那智山 青岸渡寺」

 

第一番札所
    那智山  青岸渡寺   

なちさん せいがんとじ

 

御詠歌

補陀洛(ふだらく)や 岸うつ波は 三熊野の

那智の御山に ひびく滝津瀬

 

歩一歩、500段ほどの石段参道を上る。分かれ道を左へ進むと熊野那智大社、右の山門を抜けると青岸渡寺に着く。鮮やかな朱色が蘇よみがえ) った三重の塔の奥には那智の滝が見え、山々の空気を清めるように水音が響いている。

世音菩薩(かんぜ おんぼさつ)は、生きとし生けるものすべてを救うため、三十三の姿に変化される仏様といわれる。高木亮英住職は「人に対する思いやりの心。人に対する優しさの心。人に対する慈しみの心。人間が本来持って生まれてくる観音さんの『御心』。日々の生活や煩悩で薄れていきます。御心を蘇らせて近づく、御心を知る、御心を知らしめるのが西国巡礼です」と送り出してくれた。

境内からは太平洋を望め大自然に囲まれて心が安らぐ。観世音菩薩の浄土とされる南方、補陀洛浄土。西国三十三所の最南端の地から、「御心」を蘇らせる旅を始めた。

 

▼ ガイド
天台宗。和歌山県那智勝浦町。JR紀伊勝浦駅からバスで「那智山」下車。徒歩約15分。開門時間は、午前7時から午後4時半まで。拝観無料。

撮影・文 ◆  土屋 功(つちやいさお)(読売新聞大阪本社)

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