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島根 ✽ 話題のスポット ✽ 工場と茶室でたっぷり楽しむ抹茶 中村茶舗 工場見学&抹茶体験(松江市) 

【 島根県版 】話題のスポット

工場と茶室でたっぷり楽しむ抹茶

中村茶舗 工場見学&抹茶体験(松江市)

挽きたての抹茶が並ぶ中村茶舗(写真提供/中村茶舗

解説が聞ける工場
松江市の天神町商店街にある中村茶舗では、全国でも珍しい抹茶工場の見学と茶室での抹茶体験ができる。中村茶舗は1884年(明治17年)創業の老舗で、創業者の中村末吉は抹茶を効率よく大量に挽(ひ)ける電動石臼を日本で初めて開発した人物。2007年にはタイ・バンコクに日本茶カフェを初出店し、東南アジアの抹茶ブームを生んだお茶屋としても知られる。

抹茶工場では40台の電動石臼が稼働し、ゴーッと静かな音を立てながら抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)を挽いている。工場見学では、茶葉を栽培する様子や摘んだ茶葉から抹茶にするまでの解説も聞ける。小売課兼通販課の中村万紀子さんは、「抹茶の原料となる葉には2週間から4週間覆いを被せます。これにより煎茶より甘みやうまみが豊かな葉っぱになるんです」と教えてくれた。

 
写真左:40台の電動石臼が稼働する抹茶工場(写真提供/中村茶舗
写真右:抹茶の作り方を説明する中村万紀子さん(写真提供/中村茶舗

◆茶器を扱い 茶室で学びも
工場見学後は、店舗の奥にある茶室「松吟庵(しょうぎあん)」で抹茶体験。小さな庭を通って、にじり口をくぐると3畳向板(むこういた)の茶室に、工場で挽いたばかりの抹茶が用意されている。「挽きたては香りも味わいもまったく違います。初々しく、香りもパッとさわやかで、やわらかく軽やかな味わいです」と中村さん。抹茶の入った棗(なつめ)の蓋の開け方、茶筅(ちゃせん)の扱い方などを教わりながら、釜から湯をくんで抹茶を点てていく。松吟庵での作法は、肩肘張らず、茶道の流派にとらわれない「松江流」と中村茶舗が呼んでいるもの。茶どころの松江では抹茶を飲むのが日課になっている人も多く、そこから生まれた飲み方だ。

松吟庵(写真提供/中村茶舗)

和菓子と一緒に抹茶を楽しみながら、茶室の由来や掛け軸の意味、抹茶にまつわる疑問をたずねることもできる。抹茶は何服でもお替わり自由だ。

参加者にはカップルや女性同士のほか、子供連れの家族も多いそう。「お子さんがとても上手に点てるのを見て、お父さんやお母さんが驚かれることもあります。抹茶体験で茶道に興味を持ち、『茶道部に入ろうかな』と言ってくださるお子さんもいます」と中村さんはうれしそうに話していた。(エリアライター/今井順子

抹茶体験の様子(写真提供/中村茶舗)

 
中村茶舗
松江市天神町6   

【工場見学&抹茶体験】
参加費は季節のお菓子込みで12200円。参加は1人から可。大人数の場合、店舗奥の大蔵での体験となる
工場見学のみは1880円(挽きたて抹茶一服&お干菓子付き。島根県民は550円)
いずれも要予約
予約・問い合わせは ☎︎0120-012-455 または公式サイトから

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